今回はコライドンの育成論についてのご紹介です。
スカーレットの看板ポケモンでありつつ、ストーリーで共に冒険した馴染み深いコライドン。ランクマッチでも絶賛大活躍中で、使用率上位に食い込む人気ポケモンです。
特によく見かけるのはほのおテラスタルと晴れで威力の高まったフレアドライブを活かす即効性の超火力型で、雑に使っても非常に強く猛威を振るっていると思います。
しかし今回はあえてその型ではなく、素のポテンシャルの高さを全力で活かした積み全抜きアタッカー型としてご紹介したいと思います。コライドンの弱点克服のためテラスタル、持ち物を活かす点に注目です。
それではコライドンの育成論について、どうぞ最後までご覧ください!
ステータス紹介
種族値:H100-A135-B115-C85-D100-S135
努力値:A228-D28-S252
実数値:H175-A184-B135-Cxxx-D124-S205
性格:ようき(素早さ↑ 特攻↓)
テラスタル:はがね
持ち物:ラムのみ
特性:ひひいろのこどう
技構成:アクセルブレイク
アイアンヘッド
ニトロチャージ
つるぎのまい
特性:ひひいろのこどう
天候を晴れにしつつ、晴れ中は自身の攻撃が1.33倍に高まる特性。ひでりの上位互換特性に当たる専用特性です。
攻撃アップ効果はもちろん、一歩間違えれば壊滅しかねないしおふきカイオーガへの抑止力としても使い道があります。
相手のほのお技を強めてしまうという側面もありますが、逆の言い方をするなら味方も同じように晴れの恩恵を受けられるため、ハバタクカミやイーユイ辺りと組ませるのも面白いでしょう。
テラスタル:はがね
晴れやフレアドライブのシナジーの高いほのおテラスタルが人気ですが、今回は積む機会を作るのが狙いのため半減の多いはがねを採用します。
はがねテラスであればコライドンが弱点となるひこう、こおり、エスパー、ドラゴン、フェアリーをすべて半減で受けられ、中でも強引な飛ばしにかかるカイリューやレックウザのしんそく、同じくレックウザのガリョウテンセイやスケイルショット、ミライドンのりゅうせいぐんを受けつつ反撃に出られるのは大きなメリットです。
また攻めに対しても有効で、スケイルショットで積ませまいとムゲンダイナや黒馬バドレックス辺りがフェアリーテラスタルにしてくるケースも少なくなくそれに対してのアイアンヘッドが刺さるのも嬉しいです。
しかしその反面、晴れの効果もあってほのお技が厳しくなってしまい、コライドンミラーでは不利になってしまうため気を付けたいところです。
持ち物:ラムのみ
状態異常を回復できるきのみ。
積みアタッカーであることを考えるならより突破力を上げるいのちのたまや、耐久力を底上げするオボンのみも面白いですが、高速アタッカーが止まる要因となるまひややけどへのケアとしてラムのみを持たせておきます。
主に晴れに便乗して出てきやすい超高速でんじは撒きのハバタクカミや壁要因としても使いやすいへびにらみ使いのジャローダ、物理を潰しにかかるおにび持ち全般に、流しを得意とするあくびカバルドンなどに強く出られるのが強み。
ただし特性きんちょうかんやじんばいったいを相手にしているときはきのみが発動しないことを忘れずに。
特に後者の特性を持つ黒馬バドレックスはコライドンより素早い上におにびを持っているため要注意です。
努力値調整
A:特殊耐久のために少しだけ削った228振り。
D:テラスタル時におくびょうミライドンのハイドロエンジンおよびエレキフィールド込みイナズマドライブを確定耐えまで調整。
S:S135族はミライドン、パオジアンにハバタクカミと激戦区のため最速としています。
技構成
アクセルブレイク
コライドンの専用技。威力100と高水準でありながらこうかばつぐんなら威力133まで伸びる強力な大技。PPの少なさが気にかかりますがデメリットもなく使いどころを選ばないため文句なくメイン技として採用できます。
高耐久を活かしてドレインパンチという選択も悪くはありませんが、いかんせん伝説ポケモンは軒並み耐久が高くつるぎのまい込みでも落としきれないこともしばしば。耐えられて返しの超火力を受けて倒されてしまっては元も子もありません。
とはいえ持久戦に持ち込めれば吸血効果は凄まじい強さを発揮するため、パーティ次第では採用も悪くないと思います。
アイアンヘッド
30%でひるみ効果のある威力80のはがね技。
テラスタルの補正が乗り威力はそこそこですが、それでも一撃で落としきるほどの火力はないためメインとしてではなくアクセルブレイクが通りにくいフェアリーやゴーストへの打開策として使うのが基本になります。
ひるみ効果も美味しく、コライドンの素早さの高さとマッチして使いやすいだけでなくワンチャンスで負け確定をひっくり返す可能性を秘めています。無効となるタイプもないので一撃で落とせそうもなかったり、やきあいのタスキ持ちを匂わせている相手だったり、特に他の技を使用しなければならない理由がなければひるめばラッキー程度にとりあえず打ってみるのも一興です。デメリットがないのも嬉しい点。
またはがねテラスタルのところで先述したとおり、ドラゴン技読みでフェアリーテラスタルを切ってくる相手に対しても刺さりやすいため活躍の場は想像以上に広く使いやすい印象です。
ニトロチャージ
確定で素早さが1段階上昇する攻撃技。
威力40と低いですが、ほのおタイプの技なので晴れの恩恵を受け60まで伸びて期待はできずとも相手に負担をかける程度の威力までになるでしょう。
とはいえ他の技よか威力は劣るため、きあいのタスキでなどで耐えられたときの交代を考慮したトドメとして、あるいは全抜きの体制をより万全なものにするために使うのが主。
素早さアップ目的ならスケイルショットでも同じく使えさらに威力も向こうが勝りますが、やはりテラスタルや受け出しのフェアリーで防いでくるケースが多い点や防御ダウンによる高耐久が削れるデメリットが痛い点で単純な素早さ上昇目的ではこちらの方が使い勝手が勝ります。威力を捨ててでも確実性のためにニトロチャージを選ぶのに十分な理由でしょう。
また威力の低さを逆手にとって、カウンターを仕掛けてくる岩オーガポンへのがんじょう潰しやこらえるイバンのみなどのコンボも潰しやすいのもありがたいです。
つるぎのまい
攻撃を2段階上昇させる補助技。
コライドンの火力は素でも十分に高いですが、伝説環境で全抜きを目指すならさらに補強させておくのはほぼ必須です。
コライドンの耐久の高さも活かせるビルドアップでも良いですが、攻めに関して1段階では伝説級を落としきれない場合もあり、負けに繋がることもしばしば。
守りはテラスタルによるタイプ変更でカバーできるため積み技ならつるぎのまいを推奨します。
チャンスがあればどんどん使っていっていきたいですが、やはり気を付けたいのがメタモンの存在。
簡単に利用されてしまうので十分に注意が必要です。
この型の詳細を解説
弱みをカバーしてお手軽全抜きを目指せ!
無駄のない種族値配分で、耐久面や素早さは極めて高い。さらに火力も特性の効果があって数値以上に強力です。
あらゆる面で優秀で他の伝説ポケモンと引けを取らないほどのハイスペック持ち。さらに優秀な積み技であるつるぎのまいやニトロチャージを持ち、持ち前の耐久から考えなしに積んでもあっさり全抜きを目指せるため、無類の強さを持っていると言って良いでしょう。
しかしまったく弱みがないと言えばウソになります。
コライドンに限らず物理積みアタッカーは状態異常に弱く、でんじはやおにびを受けてしまうと著しくその性能を落としてしまうのです。
さらに弱点が多いのも気になり、つるぎのまいをしている間にフェアリー技が飛んでくれば高い耐久と言えど簡単に落とされてしまうでしょう。
そこで今回の型ではそれら弱みを払拭するべくテラスタルや持ち物によってカバーし、より積みアタッカーとして盤石な体制を作るのを目的としています。
まずはがねテラスタルで弱点を大幅に克服。飛んできやすいりゅうせいぐんやスケイルショット、ムーンフォースやれいとうビームを半減で受け止めます。
さらに同様にして打たれやすいでんじはやおにび、あくびなどの流しに対してラムのみで防いで、積みのチャンスを作ります。
先述したようにコライドンは非常にハイスペックで一発の比重が重いため、相手からすればなんとかして素早く倒す、あるいは弱体化を図りたいというのが基本的な心理のことと思います。
それゆえに抜群技で攻めたり状態異常にしたりで対抗してくるケースは非常に多く、はがねテラスタルやラムのみの恩恵が光りやすいです。
有効な1ターンを作るというのは非常に重要で、上手く攻撃を凌いで積めたのなら簡単には止められずそのまま勝ってしまうというのも珍しくはありません。シンプルながら強力、それでいて相手の想定を崩すのも容易く、使いやすいコライドンとして仕上がっています。
まとめ
以上がコライドンの育成論の紹介でした。
状態異常や弱点を克服することで積みやすさを高め、コライドンの火力を前面に押し出す方として育て上げました。テラスタルと持ち物を上手く活用することで積むためのタイミングを作りやすく、簡単に全抜きできる体制を整えています。
壁展開やあまえるなどのアシストがあればより楽ではありますが、コライドン1体でも気軽に勝ちの土台を作れるので、シンプルに強く非常に使いやすい型だと思います。
最後に、ここまでご覧いただきありがとうございます。
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それでは!
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