今回はタケルライコの育成論についてのご紹介です。
DLC後半の藍の円盤より登場したタケルくんことタケルライコはその特徴的なビジュアルに色んな意味で人気が出ているポケモンだと思います。
特性がこだいかっせいなのは他の古代パラドックス種と同じですが、専用技のじんらいというでんきタイプ初の先制技を貰っています。
鈍足アタッカーの種族値と非常にかみ合っているため上手く扱えれば強いはず……、と期待する一方で鈍足ゆえにどのように育てれば強いか、悩む方も多いのではないでしょうか。
そこでボクはじんらいを最大限生かせるよう晴れパに組み込んだ全抜きアタッカーとして育ててみました。詳細は本記事にて記載していますが、想像以上に強く仕上がったと思います。
それではタケルライコの育成論についてまとめておりますので、どうぞ最後までご覧ください!
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ステータス紹介
種族値:H125-A73-B91-C137-D89-S75
努力値:H4-B188-C228-D84-S4
実数値:H201-Axx-B148-C186-D120-S96
性格:ずぶとい(防御↑ 攻撃↓)
テラスタル:でんき
持ち物:じゃくてんほけん
特性:こだいかっせい
技構成:りゅうせいぐん
10まんボルト
じんらい
めいそう
特性:こだいかっせい
天候が晴れの時に一番高いステータスにブーストがかかる特性です。
この型では発動すれば特攻が上昇するので、晴れパに組み込んでアタッカーとして活用します。
こだいかっせいで特攻が1.3倍となり、ほぼいのちのたま持ちと同等の威力を出せるようになります。高耐久を武器としているタケルライコにとっていのたまのスリップダメージを受けないのはありがたく、別に持ち物を持たせられるメリットはでかいです。
テラスタル:でんき
今回の型ではでんきタイプの火力増強のためにでんきテラスを選択します。
りゅうせいぐんにもうま味を出したいならステラでも良いと思いますが、タケルライコは高耐久とはいえどカイリューやガブリアスのスケイルショット、ラティオスのりゅうせいぐんなどは受けきるのは難しいため、ドラゴン弱点を消す意味でもでんきを最適と考えています。
持ち物:じゃくてんほけん
弱点を突かれると攻撃、特攻が2段階アップする持ち物。
高耐久のアタッカーである点を最大限利用するためこの持ち物採用します。
でんき/ドラゴンでは弱点が少なく発動機会は多くないのではと思われがちですが、炎オーガポンのじゃれつく、ウーラオスのアイススピナー(れいとうパンチ)、ガブリアスやカイリューのじしん。
さらに特殊方面ではハバタクカミのムーンフォース、アカツキガチグマのだいちのちから、ポリゴン2やポリゴンZのれいとうビームなどランクマ常連のポケモンから効果抜群を受ける可能性は高いです。
それら攻撃を持ち前の耐久力で受け、じゃくてんほけんの糧にするのを目的にします。
努力値調整
B:いじっぱり霊獣ランドロスのじしんを確定耐え。さらにいじっぱりカイリューのじしん+ノーマルテラスしんそくを確定耐えまで調整しています。不一致ならもちろんのこと、一致じしんでさえ一撃では落とせないほどの硬さになっているためじゃくてんほけんとの相性はかなり良いです。
D:おくびょうハバタクカミのムーンフォースを確定耐え調整。一致りゅうせいぐんのような大技は厳しいものの、不一致抜群くらいなら余裕で耐えます。
残りはCに厚く振り、余りをHとSに割り当てています。素早さに関しては遅い方がじゃくてんほけんの発動からの反撃という展開を活かしやすいし、じんらいもあるため遅くても問題ないと思います。怖いのは先制合戦に負けることですが……。
被ダメージ計算
物理方面
ポケモン名 | 詳細 | 技名 | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
カイリュー | いじっぱりA252 | スケイルショット×4発 | 168 ~ 200 (83.6 ~ 99.5%) | 確定2発 | |
霊獣 ランドロス | いじっぱりA252 | じしん | 168 ~ 198 (83.6 ~ 98.5%) | 確定2発 | |
炎オーガポン | ようきA252 ほのおテラスタル A+1 | ツタこんぼう | 158 ~ 188 (78.6 ~ 93.5%) | 確定2発 | でんきテラス時。 直後のでんこうせっかは低乱数で耐える |
パオジアン | ようきA252 わざわいのつるぎ | つららおとし | 150 ~ 176 (74.6 ~ 87.6%) | 確定2発 | |
連撃 ウーラオス | ようきA252 A+2 | アイススピナー | 148 ~ 176 (73.6 ~ 87.6%) | 確定2発 | |
炎オーガポン | ようきA252 ほのおテラスタル A+1 | じゃれつく | 142 ~ 168 (70.6 ~ 83.6%) | 確定2発 | |
カイリュー | いじっぱりA252 | スケイルショット×5発 | 105 ~ 125 (52.2 ~ 62.2%) | 確定2発 | でんきテラス時。 直後のノーマルテラスしんそくも込みで耐える |
特殊方面
ポケモン名 | 詳細 | 技名 | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ハバタクカミ | おくびょうC252 | ムーンフォース | 168 ~ 200 (83.6 ~ 99.5%) | 確定2発 | |
ラティオス | おくびょうC252 こだわりメガネ | りゅうせいぐん | 168 ~ 198 (83.6 ~ 98.5%) | 確定2発 | でんきテラスタル時 |
ポリゴン2 | ひかえめC252 C+1 | れいとうビーム | 146 ~ 174 (72.6 ~ 86.6%) | 確定2発 | |
サーフゴー | おくびょうC252 C+2 | シャドーボール | 139 ~ 165 (69.2 ~ 82.1%) | 確定2発 | |
アカツキ ガチグマ | ひかえめC252 | だいちのちから | 116 ~ 140 (57.7 ~ 69.7%) | 確定2発 | D+1の時 しんくうは込みで確定で耐え |
与ダメージ計算
りゅうせいぐん+こだいかっせい
ポケモン名 | 詳細 | 相手HP | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
霊獣 ランドロス | ようきH4 | 165 | 178 ~ 210 (107.9 ~ 127.3%) | 確定1発 | |
アカツキ ガチグマ | ひかえめH252 | 220 | 208 ~ 246 (94.5 ~ 111.8%) | 乱数1発 | |
ポリゴン2 | ずぶといH252 しんかのきせき | 192 | 103 ~ 123 (53.6 ~ 64.1%) | 確定2発 | C+2なら確定1発 |
カイリュー | いじっぱりH252 マルチスケイル | 198 | 148 ~ 175 (74.7 ~ 88.4%) | 確定2発 | |
ポリゴン2 | おだやかHD252 しんかのきせき | 192 | 75 ~ 88 (39.1 ~ 45.8%) | 確定3発 |
10まんボルト+こだいかっせい+でんきテラスタル
ポケモン名 | 詳細 | 相手HP | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ハッサム | いじっぱりH252 | 177 | 164 ~ 194 (92.7 ~ 109.6%) | 乱数1発 | |
炎オーガポン | ようきH4 ほのおテラスタル | 156 | 142 ~ 168 (91 ~ 107.7%) | 乱数1発 | |
サーフゴー | おくびょうH4 | 163 | 148 ~ 176 (90.8 ~ 108%) | 乱数1発 | |
ハバタクカミ | おくびょうH4 | 131 | 106 ~ 126 (80.9 ~ 96.2%) | 確定2発 | |
ポリゴン2 | ずぶといH252 しんかのきせき | 192 | 96 ~ 114 (50 ~ 59.4%) | 確定2発 | |
ポリゴン2 | おだやかHD252 しんかのきせき | 192 | 68 ~ 82 (35.4 ~ 42.7%) | 確定3発 |
じんらい+こだいかっせい+でんきテラスタル
ポケモン名 | 詳細 | 相手HP | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ハッサム | いじっぱりH252 | 177 | 96 ~ 114 (54.2 ~ 64.4%) | 確定2発 | |
炎オーガポン | ようきH4 ほのおテラスタル | 156 | 84 ~ 99 (53.8 ~ 63.5%) | 確定2発 | |
サーフゴー | おくびょうH4 | 163 | 87 ~ 103 (53.4 ~ 63.2%) | 確定2発 | |
ハバタクカミ | おくびょうH4 | 131 | 63 ~ 75 (48.1 ~ 57.3%) | 乱数2発 | |
ポリゴン2 | ずぶといH252 しんかのきせき | 192 | 57 ~ 67 (29.7 ~ 34.9%) | 乱数3発 | |
ポリゴン2 | おだやかHD252 しんかのきせき | 192 | 40 ~ 48 (20.8 ~ 25%) | 乱数4発 |
技構成
りゅうせいぐん
超火力の大技。これを除くと特殊ドラゴン技は威力85のりゅうのはどうまで落ちるので、ほぼ必須級の技です。
特攻2ランクダウンのデメリットは痛くめいそうやじゃくてんほけんで積んだ分を失ってしまうのは場合によっては不利になることもあります。ですが瞬間火力は他のアタッカーに比べても高く、生半可な耐久ポケモンでは受けきれないほどの大ダメージを叩き出すため、デメリットを加味しても入れておいて損はありません。
10まんボルト
安定のでんき特殊技。低確率ながらも麻痺効果も期待できるのは強烈です。
威力90とりゅうせいぐんより劣りますが、こだいかっせいが発動すればかみなり越えのダメージを出せるため十分すぎるほどの強さです。
じめんやくさには効果が薄いので相手の相性を見てりゅうせいぐんと打ち分けて使いましょう。
じんらい
タケルライコの専用技で、相手が攻撃技を使っているかつこちらが先制できないと失敗する先制技。でんきタイプ版のふいうちと考えればその効果もわかりやすいです。
こだいかっせい、でんきテラス、じゃくてんほけんがうまく重なると先制技でありながらとてつもない火力を叩き出します。
相手が防ぐ術を持っていなければそのまま全抜きだって夢ではありません。
しかしふいうちにも言えることですが、攻撃技以外では失敗するため読まれて積まれてしまう点については注意。もちろんアンコールやこだわりトリックも警戒しましょう。
めいそう
特攻、特防を1段階上げる積み技。
素早さが低く使用できる機会があまりないのがネックですが、強敵であるポリゴン2やアカツキガチグマなど素で上を取りながら起点にできることや、じんらいを警戒して交代してくるタイミングで使えると考えるなら決して使い道がないわけではありません。むしろ限定的ながらもうまく使えれば積みアタッカーとして活躍も望みやすいとも言えます。
ただでんきとドラゴン技だけではドリュウズが重いため、環境次第ではウェザーボール辺りに入れ替えてもいいかもしれません。
この型の詳細を解説
瞬間火力、全抜き性能が優秀なアタッカー!
前提として晴れが必要になりますが、出した瞬間から特攻にブーストをかけて破壊力抜群のりゅうせいぐんやテラスタル10まんボルトをかませられる瞬間的火力。
そして高い耐久のおかげで壁などの使わずとも抜群技を受け切ることができじゃくてんほけんを安全に発動させられ、発動したなら得意のじんらいで次々と相手をなぎ倒してくれる強力な全抜き性能を持っています。
さらにめいそうによる積みもできるため、主に鈍足な特殊アタッカーは起点にできる点も魅力的。特にポリゴン2からのでんじはも効かないので、積みの起点にできるのはあまりにもでかすぎます。
テラスタルは攻め、守りともに有効!
ドラゴンタイプを消すだけの単純なでんきテラスタルですが、攻防共に優れた性能を持っているのは素晴らしいです。
例えばフェアリータイプのポケモンと対峙したとき。
フェアリー技を受けきるのが難しいならでんきテラスで弱点を消して高耐久からの高火力10まんボルトやじんらいで応戦が可能ですし、抜群を受けきれるならじゃくてんほけんを発動させその後でんきタラスを切ってじんらいで全抜きルートを目指す。といった具合に、タイミング次第で攻めにも守りにもテラスタルを有効活用することがこの型の強みであると感じています。
まとめ
以上がタケルライコの育成論の紹介でした。
鈍足の高耐久アタッカーで全抜きもできるしテラス適性も高いという贅沢性能を持ち合わせており、さすが準伝クラスと納得するほどの強さであると感じています。
ウガツホムラ同様スカーレット版限定でゲットできる非常に貴重な個体ではありますが、手に入りさえすれば存分に活躍してくれるだけのポテンシャルはあると確信しています。この機会に頑張って手に入れてみるのもいいですね。
最後に、ここまでご覧いただきありがとうございます。
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それでは!
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