『ポケモンレジェンズZ-A』がついに発売され、ランクマッチも始まりました!
バトルスタイルは従来のポケモン本編とはガラッとことなっており、シーズン1はまさに初期環境という言葉がぴったりです。
どのポケモンが主流になるのか、どんな構築が安定するのかまさに手探りの戦場でした。
この記事ではそんな混沌の中で、ランクAに到達した際に使用していたパーティ紹介と各ポケモンの立ち回り、そしてシーズン1環境を終えて感じた印象をまとめていきます。
ランクA到達時のパーティ紹介
ゲッコウガ


- 種族値:H: 72 / A: 95 / B: 67 / C: 103 / D: 71 / S: 122
- 努力値:H4 / B252 / C252
- 性格:ひかえめ (特攻↑ 攻撃↓)
- 持ち物:いのちのたま
- 技構成:ハイドロポンプ / あくのはどう / れいとうビーム / みずしゅりけん
先発要員にして序盤のポイントゲッター。あえてメガシンカは使用しませんが、それでも文句なしの強さでパーティのMVPです。
基本的な立ち回りは初手に出して相手のタイプや出方を見ながら技を打ち分ける形。
メタグロスにはあくのはどう、ガブリアス・ボーマンダ・カイリューにはれいとうビーム、
カバルドン、ドリュウズ、リザードンなど環境上位に多いポケモンたちを広範囲でカバーできます。倒しきれなかった相手をみずしゅりけんで素早く仕留める流れが強力で、テンポの良さも魅力。
たまにヤチェのみ持ちのガブリアスが突っ込んでくることがあるので惜しまず+れいとうビームで無理やり押し切っちゃいましょう。

近距離での殴り合いは発動タイミングの関係で不利になりやすいため、危険な場面では無理せず後ろのドリュウズやニンフィアに任せるのが吉です。
初手の安定感、技範囲の広さ、テンポの良さ、初期環境で輝く三拍子がそろったアタッカーでした。
ニンフィア


- 種族値:H: 95 / A: 65 / B: 65 / C: 110 / D: 130 / S: 60
- 努力値:H252 / C252 / B4
- 性格:ひかえめ (特攻↑ 攻撃↓)
- 持ち物:ようせいのハネ
- 技構成:ムーンフォース / ドレインキッス / めいそう / まもる
特殊受け兼ドラゴンキラーの耐久アタッカー。ゲッコウガと違い、接近戦でも戦えるのが強みです。
環境ではドラゴン・あく・かくとうタイプが多く、受け出しから安定して仕事ができました。
主な役割は有利対面にムーンフォースを通すことですが、
めいそうとドレインキッスでのいわゆるビルドレイン型による持久戦も強力。
状況に応じて攻めにも守りにも回れる、万能な立ち位置でした。
一見めいそうとアンチシナジーに思えるまもるも意外と活躍の場が多く、
デンリュウのじゅうでんからの10まんボルトを防いだり、
バンギラスの隠しフェアリー対策のアイアンテールをケアしたりと、
ピンポイントながら試合を左右する場面も多々ありました。

安定感と粘り強さで勝ち筋を作れる、初期環境らしい頼れるフェアリー枠でした。
課題は技範囲の狭さ。はがねタイプには受けられやすく、エアームドやメタグロスの増加もあり、
ほのお、でんき技を扱えるサーナイトなどが上位環境では使いやすいかもしれません。
ドリュウズ


- 種族値:H: 110 / A: 135 / B: 60 / C: 50 / D: 65 / S: 88
- 種族値(メガ):H: 110 / A: 165 / B: 100 / C: 65 / D: 65 / S: 103
- 努力値:H252 / A252 / B4
- 性格:いじっぱり (攻撃↑ 特攻↓)
- 持ち物:ドリュウズナイト
- 技構成:じしん / アイアンヘッド / ロックブラスト / つるぎのまい
メガシンカ枠にしてパーティのエース枠。
メタグロスやバンギラスやらがわちゃわちゃやっているところにお邪魔して高火力を叩き込んでの一掃プランが基本です。
はがね、フェアリーが環境に多く、役割対象が明確でポイントを稼ぎやすい構築でした。
またロックブラストでリザードンやギャラドスにも有利を取れ、じしんを透かしに来たひこう枠への有効だとして思った以上に対応範囲が広く使いやすい技です。
威力を取るならストーンエッジに軍配が上がりますが、考えなしに突っ込んでいくといわ技をにおわせやすく、遠くから安全に決められるロックブラストの方が使いやすい印象。

奇襲性、全抜き性ともに非常に高いポテンシャルを持つ反面、耐久が低く丁寧な立ち回りが求められます。
まだ環境初期ということでHA振りでしたが、近距離戦が多いためBに厚くする調整も検討の余地あり。
ほのお技を受ける場面も多く、D方面の耐久調整も視野に入れておくと良いかもしれません。
シーズン1の総評と環境の印象
ZAランクマは従来作品とは大きく異なるテンポのバトル。
ボクを含めみんながみんなまだ手探り状態で、いろいろな構築や調整を開拓している真っ最中という感じでした。
シーズンを通して強く感じたのはやはりテンポの速さ。
どくどくややどりぎのタネでじっくりじわじわ…という戦いはポイントを稼ぎにくく、大技でガンガン攻める戦いが好まれる傾向にあると思います。
ゆえに短期決戦になりやすく、試合展開はとにかくスピーディ。
結果的に高火力、高耐久ポケモンが力を発揮しやすいまさに「力こそパワー!! 力こそジャスティス!!」な傾向にあると感じました。
しかし単純な種族値の暴力だけで良いかといえばそうでもなく、
「近づけないなら遠距離で削る」「有利交換を徹底する」といった立ち回りの理解力が求められる場面も多く、柔軟性も求められる環境であると思います。
今回は初っ端のシーズン1ということもあってあまり気取らず好きなポケモンでも上に登れる自由な環境でした。
まだ銀の王冠不足で育成の環境が整っておらず調整不足だったり、上位層に多いエアームドやルカリオの対策が甘かったりなどの反省点はいくつかありますが、強ポケモンに頼らずとも上位を狙えるバランスの良さが楽しめました。
研究次第でまだまだ伸びるポケモンも多そうなので次シーズンでは構築の幅をさらに広げ、
より多彩なポケモンを試していきたいと思います。


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