今回はテツノカシラの育成論についてのご紹介です。
パラドックスにして未来3闘の1体のテツノカシラ。同時期に登場したタケルライコに(ビジュアル的な意味で)人気を攫われてしまいましたが、対戦性能という点では負けず劣らずではないでしょうか。
特に専用技のタキオンカッターは威力自体も高く、アタッカー寄りの種族値にマッチしているためパっと見でも優れた性能を持っているのは間違いありません。
しかしながら素早さ種族値が100を切っており速いとは言い切れず、今の素早さ環境ではむしろ遅い部類に入るのではないでしょうか。そのためアタッカーとしてどう育てたものか悩む方もいるかと思います。
今回はそんなテツノカシラに対し、エレキフィールドパーティに組み込んで超火力を発揮する高速アタッカーとして育成してみました。めいそうも必要としておらずにいきなり破壊力を見せてくれる点に注目です!
それではテツノカシラの育成論について、どうぞ最後までご覧ください!
ステータス紹介
種族値:H90-A72-B100-C122-D108-S98
努力値:H44-B68-C236-D4-S156
実数値:H171-Axxx-B129-C189-D129-S138
性格:ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓)
テラスタル:はがね
持ち物:こだわりスカーフ
特性:クォークチャージ
技構成:タキオンカッター
サイコショック
きあいだま
ボルトチェンジ
特性:クォークチャージ
エレキフィールドの時に一番高いステータスにブーストをかける特性です。
テツノカシラは特殊アタッカーに適した種族値を持っていますが素早さ種族値98とやや低く、できることなら素早さにブーストをかけておきたいです。しかしそうなると特攻をかなり削らないといけないため火力が抑えれてしまうのが問題となってしまいます。
そのため今回はこだわりスカーフを持たせて素早さの低さを補い、ブーストは特攻に補正がかかるようにすることで解決しています。
テラスタル:はがね
専用技タキオンカッターの火力を上げる目的で使用するのが狙いですが、もう一つは弱点であるゴースト、あくを消す意味で選択しています。
中でも先制で決めてくるふいうちはかなり厳しく致命傷レベルのダメージを食らいかねないので、エスパータイプを消すのはかなり重要な意味を持っています。
持ち物:こだわりスカーフ
素早さが1.5倍になる代わりに同じ技しか選択できなくなる持ち物。
技を自由に選択できないのは確かに痛いですが、上から大技であるタキオンカッターを叩き込めるのはデメリットを加味しても強力な性能であると言えます。
交代技ボルトチェンジを覚えるため使い勝手も抜群。
努力値調整
H:控えめサーフゴーのシャドーボールを確定で耐えるよう少し振ります。16n-1ではないのが少し心残りではありますが努力値に余裕がないためこれで良しとします。
B:カイリューのじしん+しんそく、パオジアンのふいうち、ハッサムのはたきおとす+バレットパンチを確定で耐えるまで調整。
C:耐久調整のため少し削りつつできる限り多めに振ります。
D:余りの4だけ振り分け。
S:こだわりスカーフ込みで最速パオジアン、ハバタクカミ抜き調整です。
一応テツノツツミ抜きでもありますが、エレキフィールド展開を想定しているため同じクォークチャージ持ちのツツミに対しあまり意味はないかもしれません。
技構成
タキオンカッター
テツノカシラの専用技にして50×2の連続技。
事実上威力100のはがね技でメインウェポンとしては申し分のない威力です。しかも必中であるためちいさくなるやかげぶんしんに怯えなくて済むのは助かります。
さらに連続攻撃であることが効ききあいのタスキなどで確定に耐えてくる抜群相手、具体的にはパオジアンやミミッキュ、岩オーガポン辺りに強く刺さりそのまま落とせるのは嬉しいですね。
そうでなくてもテラスタルやクォークチャージで火力が増せるので脆いポケモンはひとたまりもないでしょう。
サイコショック
相手の特防ではなく防御でダメージ計算する特殊エスパー技。
単純な威力ではサイコキネシスが勝りますが、めいそう持ちやハバタクカミに強く刺さるためこちらを推奨。
ハバタクカミに関してはタキオンカッターで十分間に合いそうに思えますがはがね技に対しみずテラスタルなどで対策をしている個体が極めて多く、めいそうで受けながら全抜きを狙ってくる可能性が高いです。物理耐久によほど振っていない限りはサイコショックで沈められるので選べるならこちらを使いましょう。
きあいだま
命中率70と不安要素を抱えていますが威力の高いかくとう技。
タキオンカッターやサイコショックが通らないブリジュラスやドリュウズといったはがねタイプに対しての打点として用意します。
はがねタイプはテラスタルタイプとしても人気なので、それに合わせて当てれば活躍する場面はもっと増えることだと思います。もちろん攻撃が命中すればの話ですが。
ボルトチェンジ
ダメージを与えつつ後続にチェンジできる電気交代技。
こだわりスカーフとの相性が良く、エレキフィールドの効果で威力も上げられるので交代やきあいのタスキ潰しだけでなくダメージ目的としても悪くありません。
しかし当然のことながらじめんタイプには無効化されてしまうため、こだわりスカーフを持っているだけにタイミングを読まれると危険です。警戒を怠らず使用しましょう。
この型の詳細を解説
突破力がえげつないエレキパの強力な高速アタッカー!
エレキパに組み込んで未来パラドックスの専用特性クォークチャージを活かした高速アタッカーであることがこの型の大きな特徴になります。
クォークチャージにより特攻が1.3倍の実数値245(189×1.3)まで伸び、おくびょうC172(クォークチャージ発動のため特攻<素早さになるよう調整したもの)の実数値にめいそうを積んだ値246(164×1.5)にほぼ並んでいます。
つまりこだわりスカーフの効果と合わせ事実上初ターン目から特攻と素早さを1段階上昇した感覚で戦うことができるので、アタッカーとしての性能は十分すぎるほどに強烈と言えるでしょう。
※参考までに特攻種族値170であるホワイトキュレムのひかえめC252の実数値は244です。
さらに専用の技のタキオンカッターは威力100できあいのタスキを貫通するという破格の性能を持っており、もとより高い特攻に加えテラスタルの強化を受けて連撃ウーラオスやサーフゴーなどの半減相手でもごり押して倒すことさえできてしまう突破力を見せてくれるので、積み技を使わずともゴリゴリと攻めてくれることを期待できます。
もちろん強さはエレキフィールドを前提としていますが、展開されていなくても性能としては問題ありません。
火力こそ落ちてしまうものの水準以上ではありますし、こだわりスカーフで素早さも保証されています。並み以上の耐久力も持っているので対面性能も悪いので通常のパーティとして入れてみても強さを発揮してくれることは間違いないでしょう。
まとめ
以上がテツノカシラの育成論の紹介でした。
強力なタキオンカッターを遺憾なく発揮し、素早くかつエレキフィールドを前提としなくても強い型であると思います。エレキフィールドパーティはまだまだマイナー寄りなコンセプトではありますが、ランクマでも通用するレベルの強さであると感じています。
最後に、ここまでご覧いただきありがとうございます。
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