カイリューの対策方法とその強さについて解説していきます!
ランクマに潜れば3回に1回は見る程使用率が高く、選出率も極めて高いように感じます。
当然強いからこそ使用率が高いわけであり、普段ランクマに潜らない人でもカイリューの強さに苦しめられたという経験があるのではないでしょうか。
そこで今回はカイリューの対処のヒントとなれるように、対策方法と強さの秘密について解説していきます。
どうぞぜひ最後までご覧ください!
概要
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
91 | 134 | 95 | 100 | 100 | 80 | 600 |
さすが合計種族値600族ともあって全体的に高い数値を持っています。
ボーマンダの下位互換と呼ばれていた時代もありましたが第五世代で先制技のしんそく、第六世代で特性マルチスケイルを手に入れ、以降の世代でも常に環境上位に君臨するほど大強化を果たしています。
その活躍っぷりはSVの環境でも変わらずで、ランクマで勝ちたいならカイリュー対策はほぼ必須というレベルです。
強さの秘密
強さ1:しんそくによる高威力かつ超高速の絶対的支配
一度でもカイリューと戦ったことのある方には言わずもがなですが、しんそくが強さの要因になっていることは間違いありません。
しんそくは数ある先制技の1つで特別な追加効果はありません。しかし威力が80と高く優先度2とでんこうせっかやマッハパンチより素早く行動できます。
ノーマルタイプゆえに弱点こそつけないものの、威力優先度ともに先制技の中でトップクラスに強い技と言っても過言ではないくらいです。
しかしながら、過去世代まではこのしんそくを持つカイリューはそれほど脅威ではありませんでした。もちろん弱くはないのですがカイリューはドラゴン/ひこうタイプであるので、ノーマル技のしんそくはタイプ不一致となりあまり威力がでないのが理由です。
ですが今回テラスタルという新要素をひっさげ不一致である弱みを解消、メインクラスの技へと昇格させることに成功しました。
ノーマルテラスタルを使用すればタイプ一致ボーナスの1.5倍が乗り、攻撃種族値134から威力120の先制技が飛んでくるようになったのですから強くて当然です。
耐久が低いポケモンなら何もさせずに落とすことができますし、並み以上あっても2発と耐えるのが難しいレベル。こだわりハチマキなどの火力アップアイテムを持たせていたらさらに頭が痛くなるほどに悩まされます。
必ずしもノーマルテラスを使ってくるというわけではありませんが、対策を練るならば最低でもしんそくへの防御策を考えておく必要があるでしょう。
強さ2:型が多すぎて絞り込むのが難しい
ドラゴンタイプのポケモンは幅広く技を覚える特徴があります。
カイリューもご多分に漏れず様々な技を覚えます。
物理技はしんそく、じしん、げきりん、スケイルショット、ほのおのパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ、アイアンヘッド、けたぐりなど。
特殊技なら、りゅうせいぐん、エアスラッシュ、かえんほうしゃ、10まんボルト、れいとうビーム、ほのおのうずなど。
補助技に関してはアンコール、はねやすめ、りゅうのまい、でんじはなど。
さらに持ち物に関しても選択肢が多く、いかさまダイス、こだわりハチマキ、ゴツゴツメット、たべのこし、あつぞこブーツ、ラムのみ、じゃくてんほけんと一口にカイリューと言っても様々な型が想像できます。
例を挙げるならば、こだわりハチマキしんそくによる脳筋アタッカー型か、
ラムのみでやけどケア、あつぞこブーツでステロ対策、じゃくてんほけんでブーストなどを図りつつアンコールやでんじはなどで隙を作りりゅうのまいやスケイルショットで全抜きを狙う積みアタッカーか、
ゴツゴツメットやほのおのうずとアンコールはねやすめでハメるゴツメはね・うずはね型か、
でんじはを巻いてエアスラッシュやアイアンヘッドで行動を封じるまひるみ型か、
役割破壊を目的とする特殊型か。
メジャーなところでパっと考えてもこれだけの型が存在し、百戦錬磨のポケモントレーナーでさえ読み切るのは難しいというだけでなく、一歩読み違えば全壊させられるほどの高いポテンシャルを持っています。
しんそくによる初動の破壊力はXY時代に暴れていたファイアローを、耐久面や技範囲の広さ、何をしてくるかの読みにくさはメガガルーラを彷彿とさせると個人的には思います。
そんな強みを持つカイリューに対しての対策は決して簡単ではないでしょう。
強さ3:テラスタル適性が極めて高い
カイリューはテラスタル適性が高いポケモンであると言えます。
こおりタイプ4倍弱点を持っているのが弱みになっていますが、
テラスタルで4倍弱点を消すことができるだけでなく、自在に弱点を変えることができるようになっています。
これはカイリューに限った話ではありませんが、特性マルチスケイルとの相性が高く、初ターンは実質弱点なしとして受けることができるようになるのです。
おかげでまず一撃では倒されることはなく、きあいのタスキなどを持たずに簡単にりゅうのまいを積むことができたり、はねやすめで耐久ができたりと行動保証を得られるため攻撃面だけでなく防御面としても非常にメリットが大きいのです。
対策方法
対策1:高い耐久力で受ける
しんそくにしろりゅうまいからのげきりんにしろタイプや高い耐久で受けて対策する方法です。
単にカイリューに対し強いだけでなく、受け出しすることもできるためこちらに有利なサイクル戦に持ち込むこともできるという利点があります。
ただし物理型を前提としているため特殊型には注意してください。
アーマーガア
しんそく、じしん、げきりん、スケイルショットを半減以下に抑え、アンコールこそ警戒すべきですがてっぺきを積む余裕すらあります。
ノーマルやはがねテラスならボディプレスで簡単に返り討ちにできるため攻撃面も文句ありません。
とんぼがえりも覚えるためほのおのうずからの拘束や、状況的に不利と感じたときに逃げることもできます。
ドータクン
特性ふゆうならアーマーガア同様の耐性に、たいねつなら不意のほのお技にも対処できるのでどちらを選ぶかはパーティ次第で。
ステロ要員としても使えるため、サイクル戦はもちろんのこと逃げるカイリューのマルチスケイルを潰せるのもでかいです。
ヘイラッシャ
カイリューのメインで使う技は軒並み半減に抑えられませんが、高い防御で受けきれるのが売り。
特性てんねんでりゅうのまいを恐れずに済むし、あくびで流したり、ゆきなだれやボディプレスで攻めたりなどできるなどとにかく多芸。カイリューの型次第ではのろいの起点にするのも面白いです。
ただしアンコールからのゴツゴツメットによる削りやエアスラッシュによるひるみに弱いのが難点。
対策2:ゴーストテラスで対処する
しんそくを透かす目的でテラスタルを切ります。ただそれだけ? と思われがちですが先制技を無効化できるだけでなく、しんそくを打ってくるターンに上手く立ち回れば色々悪さができます。
テラバーストを用意しておけばセットで選出されることの多いサーフゴーにも刺さるため、カイリューだけの対策にとどまらないのが嬉しい点です。
パルシェン
カイリューを積みの起点にし、からをやぶるからの全抜きルートを目指せます。つららばりやロックブラストでマルチスケイルや後続のきあいのタスキを貫通できるのは大きな強み。
しかしやはりというかでんじはには弱いのが厳しい点です。物理耐久は高いためきあいのタスキではなくラムのみを持たせるのも一考でしょうか。
テツノツツミ
こちらはみがわりを残しつつアンコールで縛れる、という強力なムーブをできます。しんそくだけでなくでんじはにも対応できるのがありがたいです。
ブーストエナジーであれば最速カイリューのりゅうのまいにも先制できますし、しんそく無効の恩恵は極めて大きいです。
クエスパトラ
ルミナコリジョンでマルチスケイルを破り、二発目は実質効果抜群級のダメージを与えます。
かそくのおかげででんじはによる素早さダウンの効果もあまり気にならなく、後続のためフェザーダンスで弱らせたり、バトンタッチで仲間に繋げたりもできるため汎用性はかなり高め。
ただやはりきあいのタスキは欲しいところです。
対策3:正面から戦って勝つ
高いポテンシャルには同じく高いポテンシャルのポケモンをぶつけ対処する方法です。
ただステルスロックなどで事前にマルチスケイルを潰しておいたり、でんじはなどで行動を制限しておいたりしておくのが望ましいでしょう。
アカツキガチグマ
耐久調整次第ではこだわりハチマキノーマルテラスしんそくを確定3発に抑えることもでき、じめんタイプによるでんじはを無効化させながら返しのブラッドムーンで致命傷を与えられるのがポイント。
ブラッドムーンはその仕様上アンコールに強く、カイリューからしてもかなり戦いにくい相手であるのは違いありません。
サーフゴー
補助技を完全に防ぐことができるのででんじは、アンコールに対し恐れず戦えるのが強み。
耐久無振りでもじしんを耐えることはできますが、安全を重視するならふうせんやひこうテラスで対処しておくのが利口です。こだわりハチマキ持ちや型によっては完封することもできるので積みの起点にもできます。
ブリジュラス
青の円盤から登場した期待の新星。じしんこそ脅威ではありますがしんそくやスケイルショットに対し受け出しできたなら、特性じきゅうりょくで要塞と化しもう突破はできなくなります。
特殊耐久にやや難はあるものの、エアスラッシュや10まんボルトは半減に抑え役割破壊のだいもんじも等倍で受けられるという耐性の鬼。さらにミラーコートで反射して突破するという荒業もこなせます。
まとめ
カイリューついて様々な対処法について挙げてみました。
今後も姿を見せること間違いありませんが、しっかりと対策をしておけば逆に勝負そのものを有利に運べるかもしれません。カイリューの行動はなかなか読むことは難しいですが、諦めずに対処していけば必ず突破口はあるはずです。
最後に、ここまでご覧いただきありがとうございます。
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それでは!
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