今回はサケブシッポの育成論についてのご紹介です。
元の姿であるプリンの面影を残しており、可愛さと強さを両立したあらゆる層に人気のあるポケモンではないでしょうか。
ランクマでもやはりよく見かけ、主にステロ要員として大きくパーティに貢献している印象です。
使ったことのある方ならご存じだと思いますが、アタッカーとしては運用するのは難しくほぼほぼ耐久に寄った型にしているかと思います。
しかし今回ボクはばくおんぱを覚えることと技範囲の広さ、そしてトリックを覚えることに注目してアタッカーとして育ててみました。
どうぞサケブシッポの育成論について最後までご覧ください!
ステータス紹介
種族値:H115-A65-B99–C65-D115-S111
努力値:H4-C252-S252
実数値:H191-Axx-B119-C117-D135-S179
性格:おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓)
テラスタル:ノーマル
持ち物:こだわりメガネ
特性:こだいかっせい
技構成:ばくおんぱ
だいもんじ
サイコショック
トリック
特性:こだいかっせい
天候が晴れの時に一番高いステータスにブーストがかかる特性。
この型のサケブシッポに限っては素早さが上昇します。
意図的に発動させるにはひでり持ちなどの晴れ要員を入れる必要がありますが、今回は特に重要としていないので発動を狙わなくても良いと思います。
相手の偶発的な晴れ起動にちゃっかり利用させてもらえればラッキーくらいの感覚で使いましょう。
テラスタル:ノーマル
ばくおんぱの威力を高めるためノーマルテラスタルを採用します。
そのほかにもゴースト技を透かし、はがねやどくを等倍まで引き下げられる利点もあり、さらに元のタイプのおかげで弱点となるかくとう技も飛んできにくいので相性も良し。
持ち物:こだわりメガネ
特殊技の威力を1.5倍にする代わりに同じ技しか選択できなくなる持ち物。ばくおんぱ並び特殊技の威力を高める用途で使いますが、トリックで相手に押し付けることもできるため
努力値調整
何も考えずにしーえすぶっぱ。
……真面目な話110族をギリギリ抜けるSを捨てるのは痛すぎますし、かといってただでさえ低いCをほかに割り当てるだけの余裕もないので、単純ながらもCS全振りがベターな選択です。
元から高い耐久のおかげで高速アタッカーとして使いながらもクッション性には優れており、さすがに炎オーガポンこそ厳しいですが大抵の攻撃には耐えてくれます。
被ダメージ計算
物理方面
ポケモン名 | 詳細 | 技名 | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
炎オーガポン | ようきA252 炎テラスタル A+1 | ツタこんぼう | 196 ~ 232 (102.6 ~ 121.5%) | 確定1発 | |
トドロクツキ | ようきA252 飛テラスタル こだいかっせい | アクロバット | 129 ~ 153 (67.5 ~ 80.1%) | 確定2発 | |
れんげき ウーラオス | ようきA252 | すいりゅうれんだ | 99 ~ 120 (51.8 ~ 62.8%) | 確定2発 | |
パオジアン | ようきA252 わざわいのつるぎ | つららおとし | 93 ~ 111 (48.7 ~ 58.1%) | 乱数2発 | |
カイリュー | いじっぱりA252 ノーマルテラスタル | しんそく | 78 ~ 93 (40.8 ~ 48.7%) | 確定3発 |
特殊方面
ポケモン名 | 詳細 | 技名 | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
サーフゴー | おくびょうC252 | ゴールドラッシュ | 186 ~ 222 (97.4 ~ 116.2%) | 乱数1発 | |
イーユイ | おくびょうC252 わざわいのたま | オーバーヒート | 135 ~ 160 (70.7 ~ 83.8%) | 確定2発 | |
アカツキ ガチグマ | ひかえめC252 | ブラッドムーン | 120 ~ 142 (62.8 ~ 74.3%) | 確定2発 | |
テツノツツミ | おくびょうC252 | ハイドロポンプ | 82 ~ 97 (42.9 ~ 50.8%) | 乱数2発 |
与ダメージ計算
こだわりメガネ+ノーマルテラス+ばくおんぱ
ポケモン名 | 詳細 | 相手HP | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ウーラオス | ようきH4 | 176 | 172 ~ 204 (97.7 ~ 115.9%) | 乱数1発 | |
テツノツツミ | おくびょうH4 | 132 | 172 ~ 204 (130.3 ~ 154.5%) | 確定1発 | |
アカツキ ガチグマ | ひかえめH252 | 220 | 162 ~ 192 (73.6 ~ 87.3%) | 確定2発 | |
パオジアン | ようきH4 | 156 | 162 ~ 192 (103.8 ~ 123.1%) | 確定1発 | |
炎オーガポン | ようきH4 | 156 | 118 ~ 141 (75.6 ~ 90.4%) | 確定2発 | ステルスロック込みだと 確定1発 |
トドロクツキ | ようきH4 | 181 | 115 ~ 136 (63.5 ~ 75.1%) | 確定2発 | |
カイリュー | いじっぱりH252 マルチスケイル | 198 | 57 ~ 68 (28.8 ~ 34.3%) | 乱数3発 |
こだわりメガネ+だいもんじ
ポケモン名 | 詳細 | 相手HP | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
アーマーガア | ずぶといH252 | 205 | 138 ~ 164 (67.3 ~ 80%) | 確定2発 | |
サーフゴー | おくびょうH4 | 163 | 132 ~ 156 (81 ~ 95.7%) | 確定2発 | |
アローラ キュウコン | おくびょうH4 | 149 | 122 ~ 144 (81.9 ~ 96.6%) | 確定2発 |
こだわりメガネ+サイコショック
ポケモン名 | 詳細 | 相手HP | ダメージ | 確定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ハバタクカミ | おくびょうH4 | 131 | 106 ~ 126 (80.9 ~ 96.2%) | 確定2発 | |
ハピナス | おだやかH252 | 362 | 262 ~ 310 (72.4 ~ 85.6%) | 確定2発 |
技構成
ばくおんぱ
ノーリスクの威力140の大技。
今回の型はこの技をメインの攻撃技として使っていきます。
サケブシッポの特攻こそ低いものの威力の高さのおかげでカイリューのしんそくクラスダメージをたたき出すことができます。
比べ先制技でこそありませんが音技であるためみがわりを貫通でき、でんじは警戒やグライオンなどに思わぬ刺さりを見せてくれる場合もあります。
だいもんじ
命中85とやや不安はありますが、威力110と頼りになるほのお技。
こだわりメガネのおかげでドドゲザン、サーフゴー、ハッサム、アーマーガアなど苦手なはがねタイプに対して強力な役割破壊技として使えます。
さらに晴れパに組み込めばこだいかっせいの発動を狙いつつも威力上昇が望めるため、ばくおんぱを凌ぐ第二のメインウエポンとして使うのも悪くありません。
どうしても命中率が気になるならかえんほうしゃでも良いかもしれません。
サイコショック
タイプ一致のエスパー技。
特殊技でありながら相手の防御でダメージ計算するちょっと変わった技。
ばくおんぱに次ぐメイン火力ではありますが、大抵はばくおんぱで間に合うため優先度は低め。
物理に脆いハバタクカミやハピナスのピンポイントメタか、めいそう積まれた相手に使用するのが主になります。
トドロクツキやランドロスに効くれいとうビームや、テツノツツミやイダイトウに有効な10まんボルト、岩オーガポンやヒスイヌメルゴンに抜群なきあいだまでもいいかもしれません。
あるいはトリックでこだわりメガネを手放す前提で考えるなら、ステルスロック、でんじはなども候補に挙がると思います。
トリック
相手の持ち物を入れ替える技。
今回の型ではこだわりメガネを押し付けられます。
でんじはやアンコールを覚えるとはいえどサケブシッポは攻撃寄りの種族値ではないため、チャンスとばかりに積みの起点にしてくる人は決して少なくありません。たとえばカイリューやハッサムの場合、先制技メインで考えるならアンコールを恐れず積んでくるのも無理のないことです。
そんな相手にこだわりトリックは刺さりやすく、機能停止を図りやすいでしょう。
その他にもドヒドイデ、ヘイラッシャ、キョジオーン、ドータクンやアーマーガアなど、受けのポケモンに対しこだわりメガネを押し付けは強いです。
代償として特殊技の威力が落ちてしまいますがこだわりトリックはあらゆるポケモンに刺さるので、アタッカーとしての活躍が見込めそうにないという場合はささっとトリックをしてしまうのもありですね。
もちろん後続の起点作りとしても◎。
この型の詳細を解説
Cが低いからと侮るのは早計。実は使用用途がめちゃくちゃ広い
サケブシッポは攻撃、特攻ともに極めて低くアタッカーには不向きなポケモンではあります。
それなのにまるで小学生が好みそうな大技を詰め込んだ型ではありますが決してバカにはできないポテンシャルです。
超威力であるばくおんぱを取得でき、火力指数もほんのわずかですがあのカイリューのしんそくを上回るほどです。
火力指数とは?
ポケモン用語のネットスラングの1つで、攻撃(特攻)の実数値に技の威力を掛け合わせた数値のこと。ダメージ計算に用いられるほか、強さの指標としてしばしば話題に挙がることがあります。
ポケモン | A,C実数値…① | 技威力…② | 火力指数…①×② |
---|---|---|---|
カイリュー | A(204) | しんそく(80) | 16320 |
サケブシッポ | C(117) | ばくおんぱ(140) | 16380 |
これがS111の高速帯から繰り出すことができ、さらにこだわりメガネで1.5倍、ノーマルテラスタルで1.5倍と威力を増加できるのでアタッカーとしての運用は決して無謀とは言えません。
また持ち前の技範囲の広さからだいもんじなどばくおんぱが通らない場合の補完をできるだけでなく、こだわり系の持ち物と相性の良いトリックも覚えるためケースバイケースで状況に応じて行動を決めることもできます。
この型は耐久無振りの高速アタッカーではありながらも耐久よりの種族値が幸いしそこそこの耐久を持っているので、先発に出さず受け出してでも存分に力を発揮してくれるのもポイント。
とても使いやすいポケモンの1匹であると感じました。
まとめ
以上がアタッカー起用のサケブシッポの育成論の紹介でした。
アタッカーとして受け潰しとして幅広く、そしてかなりの器用さを見せてくれる決してネタの領域では収まらないポケモンです。
こだわりメガネの拘束は時にこちらにも厳しい場合もありますがうまく使いこなせば勝利へ導いてくれることでしょう。
最後に、ここまでご覧いただきありがとうございます。
感想や意見、誤植の指摘などがあればコメントに残していただけると励みになります。
それでは!
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