【ポケモンSV】炎オーガポンに受け出しでも勝てるってマジ!?　高速の鎧バルジーナ！

ランクマッチで炎オーガポンに苦しめられている方に朗報です。
受け出しだろうが、つるぎのまいを積まれていようが、みがわりを張られていようが勝つことのできるそんな万能なポケモンが見つかりました。

それは今回ご紹介するくだけるよろいバルジーナなのです。特性を上手く活用すれば炎オーガポンを返り討ちにすることだって難しくはありません。

それではバルジーナの育成論をどうぞご覧ください。

ステータス紹介

種族値：H110-A65-B105-C55-D95-S80
努力値：H226-B252-D12-S20
実数値：H213-Axx-B172-Cxx-D117-S103
性格：ずぶとい（防御↑　攻撃↓）
テラスタル：ゴースト
特性：くだけるよろい
持ち物：くろいメガネ
技構成：イカサマ
　　　　どくどく
　　　　こらえる
　　　　はねやすめ

特性：くだけるよろい

今回の要の特性くだけるよろいです。
物理技を受けた時に防御が１段階下がる代わりに素早さが２段階上昇します。
この２段階上昇の効果でオーガポンの素早さの値が２倍の実数値206まで上昇し、最速オーガポンを大きく上回るまでになります。

この素早さの上昇のおかげで攻撃を受けた次のターンは先に行動できるようになります。

テラスタル：ゴースト

ゴーストテラスタルを採用します。
とどめのでんこうせっか、しんそく、マッハパンチ、しんくうは、フェイント、またはガチグマのからげんきを透かすのが狙いです。

今回は特にくだけるよろいと兼用するため先制技を５種も無効化できるのはシンプルに強いです。

持ち物：くろいメガネ

あくタイプの技の威力を１．２倍に上昇させる持ち物です。
イカサマも例外ではなく、威力が増したおかげでようきA252テラスタル炎オーガポンを確定で落とせることができるようになります。
また、オーガポン以外でも単純な威力アップは耐え調整を狂わす役目でも使えます。

防御ダウンを重く見るならしろいハーブやオボンのみも候補に挙がりますが、代わりに火力が下がり確定数がズレるのを忘れずに。ちなみにクリアチャームではくだけるよろいの防御ダウン効果は防げません。

努力値調整

今回は炎オーガポン対策をコンセプトにしているので物理耐久にガッツリ振っています。H220、B252と当てることで炎オーガポンのテラスタル状態のツタこんぼう＋Bダウン後のでんこうせっかを確定で耐えるようにしています。ここまでしないと耐えられないオーガポンの火力がぶっこれている気がします……。

また、Dに12振ることでおくびょうサーフゴーのゴールドラッシュを2回目の特攻ダウン込みで2度耐えるようにしています。はねやすめを挟めば受けきれるため、殴り合いに強いのは嬉しいですね。

残り20をSに振っています。これにより103となりS2段階上昇で、S135族、つまりパオジアン、ハバタクカミを１抜くことができます。
S2段階上昇では最速ドラパルトを抜くことができないのが実に惜しい点です。努力値がカツカツなので仕方ありませんが……。

被ダメージ計算

物理面

ポケモン名	詳細	技名	ダメージ	確定数	備考
炎オーガポン	ようきA252 炎テラスタル A+1	ツタこんぼう	136 ~ 162 (63.8 ~ 76.1%)	確定2発
炎オーガポン	ようきA252 A+1	でんこうせっか	41 ~ 49 (19.2 ~ 23%)	乱数5発	バルジーナのB-1
カイリュー	いじっぱりAS252 ノーマルテラスタル	しんそく	54 ~ 64 (25.4 ~ 30%)	確定4発
トドロクツキ	ようきA252 飛テラスタル こだいかっせい	アクロバット	90 ~ 106 (42.3 ~ 49.8%)	確定3発

特殊面

ポケモン名	詳細	技名	ダメージ	確定数	備考
サーフゴー	おくびょうC252	ゴールドラッシュ	108 ~ 127 (50.7 ~ 59.6%)	確定2発
サーフゴー	おくびょうC252 C-1	ゴールドラッシュ	72 ~ 85 (33.8 ~ 39.9%)	乱数3発
アカツキ ガチグマ	ひかえめC252	ブラッドムーン	138 ~ 163 (64.8 ~ 76.5%)	確定2発
ハバタクカミ	おくびょうC252	ムーンフォース	170 ~ 204 (79.8 ~ 95.8%)	確定2発

与ダメージ計算

イカサマ

ポケモン名	詳細	相手HP	相手攻撃	ダメージ	確定数	備考
炎オーガポン	ようきH4-A252 A+1	156	172	160 ~ 189 (102.6 ~ 121.2%)	確定1発
トドロクツキ	ようきH4-A252 飛テラスタル	181	191	135 ~ 160 (74.6 ~ 88.4%)	確定2発
カイリュー	いじっぱりH252-A252 マルスケなし	198	204	114 ~ 135 (57.6 ~ 68.2%)	確定2発
サーフゴー	おくびょうH4	163	72	84 ~ 98 (51.5 ~ 60.1%)	確定2発	A個体値V
サーフゴー	おくびょうH4	163	58	66 ~ 80 (40.5 ~ 49.1%)	確定3発	A個体値0

技構成

イカサマ

メインウェポンにして今回の型の最重要技。自分ではなく相手の攻撃値を参照して攻撃するちょっと変わった技です。

相手の攻撃頼りになりはしますが耐久寄り種族値のバルジーナにとってはありがたい攻撃技。役割対象であるオーガポン(炎)を始め、あらゆるゴーストタイプやランドロス、ガブリアスなど刺さる相手は少なくありません。

一方で攻撃が低い特殊アタッカーや耐久型にはほぼほぼダメージにならないので素直にどくどくで攻めましょう。

どくどく

みんな大好き相手の状態をもうどくにする補助技。
はがねやどくに通らないものの、待っているだけで相手を仕留められる恐ろしい技です。
上でも触れたように、イカサマが効かないならこっちでジワジワ押すというのが基本になるでしょう。

こらえる

絶対にHPが１残る耐久技。
まもると違い技自体を防げないので使い所は難しいですが、特性くだけるよろいを発動させやすい点がこらえるの優位点です。

ステルスロックなどで事前に大きくダメージを受けていた場合などでも問題なくバルジーナを活躍させられるため、汎用性はかなり高いです。

またあえて１で耐えることで次巡にでんこうせっかやしんそくを誘発しやすく、ゴーストテラスで透かして行動を稼ぐことも期待できます。

はねやすめ

貴重な回復手段。
高耐久のバルジーナおよびどくどくとの相性が良いため入れておいて損はありません。
ただし、くだけるよろいのデメリットである防御ダウンが裏目に出て思った以上に長く耐えられないのは気を付けましょう。

場合によっては、ブラッキーやグライオンに刺さるちょうはつや、ポケモン全般に有効なはたきおとすに入れ替えても良いかもしれません。

くだけるよろいの素早さ上昇の効果がオーガポンを制す！

なぜバルジーナは炎オーガポンに勝てるか？
答えは単純で、S2段階上昇のおかげで上からイカサマを叩きこむことができるからです。

主な戦い方としては、対面ならツタこんぼうを受けきってイカサマで確定で倒す。
受け出しならツタこんぼうでんこうせっかを耐えたのちに同じくイカサマで倒します。

また、つるぎのまいやみがわりを使われていたとしてもこらえるとゴーストテラスを上手く駆使することで問題なく処理できるのが非常に優秀です。

最近は耐久に厚く振っている型も増えていますが、イカサマ２回入れられるため大きな問題はありません。

ただしツタこんぼうは急所に当たりやすい技でもあるのでそこだけは注意してください。慎重にいくのであればこらえるで保険を入れるのもありでしょう。

一方でくだけるよろいの防御ダウン効果が重くのしかかる場合もあります。
言うまでもなく特性「ぼうじん」で使用したときと比べると落ちやすく、相手を選びがちになるのはこの型の弱い部分と言っても間違いではありません。

しかしその反面、S上昇で上から行動できるメリットも非常に大きく、炎オーガポンのように本来勝てない相手に強く出られるのはデメリットを加味しても素晴らしい強さではないかと思っています。

まとめ

以上がくだけるよろいを上手く扱いイカサマで仕留めるのバルジーナの紹介でした。

様々な場面でも炎オーガポンに強く、不利対面でも受け出して安定して倒せるため、パーティに入れておくだけでもかなりの安心感が得られること間違いありません。

感想や意見、誤植の指摘などがあればコメントに残していただけると嬉しいです。

それでは！